フルミスト|おりつこどもクリニック | 表参道の小児科 一般診療 乳幼児健診 予防接種

  • HOME
  • フルミスト|おりつこどもクリニック | 表参道の小児科 一般診療 乳幼児健診 予防接種

 

予約方法

■2023-2024シーズンのフルミスト接種は終了しました。
■お電話でのお問い合わせが非常に多くなっており、通常診療に支障を来しております。
お電話でのお問い合わせはお控えいただき、何かご質問などありましたらお問い合わせフォームにご記入いただきますようお願いいたします。
■問診票はこちらにになりますので、事前にダウンロード→印刷していただき記入できるところを記入していただくと当日スムーズに接種できます。


フルミストとは?

フルミストとは、鼻の中に噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです。
活性を低下させたインフルエンザウィルスを鼻腔内に噴霧することで体内でインフルエンザ感染と類似した環境を作り、インフルエンザウィルスに対する免疫を誘導します。
また、国産不活化ワクチンとフルミストを1シーズンに両方使用していただくことも可能です(受験生の方などにお勧めです)。

2003年にアメリカで承認され、2011年にヨーロッパで承認されていますが、日本では未承認のワクチンになります。
当初は特に2歳〜7歳において注射型より有効と推奨されておりましたが、2016年6月のアメリカCDCにおいてはフルミストより注射型のほうが有効という報告があり、アメリカにおいては推奨が外れました(2018-2019シーズンでは再び推奨となっています)。
原因は、クリニック内でのワクチンの保管温度が適切でなかったことなどが挙げられておりますが確定した理由はわかっておりません。
カナダ、イギリスなど他のフルミストを承認している国においては、継続して小児において有効と推奨されております。

当院では、2013年の開院以来、2016-2017シーズンを除き国内未承認医薬品の輸入代行会社を介してフルミストを導入してきました。
アメリカCDCでの発表を受け2016-2017シーズンは導入を見合わせていましたが、2017-2018シーズンからは再度導入をすることとしました。
その理由としては、
① アメリカでは推奨が外れたがヨーロッパ地域では推奨が続いており、地域により評価が分かれていること(2018-2019シーズンからはアメリカでの推奨も再開されました)
② 当院での開院以来の接種結果として、フルミストが有効であったと思われる方が一定数はいること
③ 過去にフルミストを接種された方々から、再開の要望をいただいたこと
があります。

ただ、注射型のワクチンと比較してメリットだらけのワクチンというわけではないことをご理解いただき、フルミスト接種をするかの最終判断はご両親/本人で行っていただきますようお願いいたします。

フルミストと国産不活化ワクチンの違い

<優れている点>
・通常インフルエンザウィルスが侵入する経路となる鼻腔で免疫を作るため、高い発症予防効果が得られる
・活性を低下させたウィルスで免疫を作るため、流行しているインフルエンザと異なる株に対しても軽症化してくれる
・2歳〜7歳で特に有効といわれている。
・鼻腔内に噴霧するため、疼痛刺激が少ない
・効果持続が長い

<注意するべき点>
・接種後、軽い感冒様症状(鼻水・咳など)を、約50%の方で認めます。また、微熱を含めて発熱を約10%の方で認めます。
 症状の程度により、抗インフルエンザ薬を投与する場合がありますのでその際はご相談ください。
・日本国内では、厚生労働省の承認が下りていないワクチンになります。そのため、副反応が生じた場合には医薬品副作用被害者救済制度が利用できず、基本的には自己責任での接種になります(当院では過去の接種で強い副反応を生じた例はありません)。
・安全に接種できる条件があります(下記)

接種対象となる方、接種できない方

<接種対象となる方>
・2歳以上、49歳以下
・8歳以下で、今までにインフルエンザにかかったことが無く、またインフルエンザワクチンを1回も受けたことが無い方は2回接種が必要ですが、他の方は1回接種になります(今までに1回でもインフルエンザにかかったか、1回でもインフルエンザワクチン(注射含む)を接種したことがある方は1回です)。

<接種できない方>
・2歳未満の方、50歳以上の方(有効性が実証されていません)
・5歳未満で今までに喘鳴を指摘されたことのある方、1年以内に喘息発作のあった方
・心疾患、肺疾患・喘息、肝疾患、糖尿病、貧血、神経性疾患など慢性疾患をお持ちの方
・免疫不全者と接触を持つ方
・アスピリン内服中の方
・妊婦、または妊娠の可能性のある方
・重度の卵アレルギーをお持ちの方(卵摂取でアナフィラキシーの既往のある方)
・他、医師が接種不適当と認めた方

負担金額

1回8000円(税込み)になります。

接種時期

接種時期は注射型よりも遅くなります(注射型は例年10月1日以降で接種体制が整います)。
輸入ワクチンのため毎年納品日は異なります。今までの当院へのフルミスト到着日と1シーズンの接種数を記載いたしますので参考になさってください。

2015-2016シーズン 10月10日 382接種

2016-2017シーズン 取り扱い無し

2017-2018シーズン 10月17日 475接種

2018-2019シーズン 10月25日 541接種

2019-2020シーズン 10月29日 300接種(入荷本数が全国的に少なかったため)

2020-2021シーズン 10月15日 500接種 

2021-2022シーズン 10月7日 400接種

2022-2023シーズン 10月11日 300接種

2023-2024シーズン 10月14日 400接種

診療受付時間

 
8:30~12:00
(受付終了11:30)
14:00~15:00
15:00~18:00
(受付終了17:30)

〇:一般診療(予約システムでは14日前から予約可能です)
◎:乳幼児健診・予防接種(予約システムでは30日前より予約可能です)
【休診日】 水曜日・日曜日・祝日